こいつぁ事件だ! part.02
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こいつぁ事件だ! part.02
2011年5月4日水曜日
先日、Technicolor から CANON EOS 用のピクチャースタイルが無料配布されました。
これは Technicolor と CAONON EOS が提携し Technicolor が開発した物で、通常のカラー領域である「H.264 REC709」ではなく、「LOG カラースペース」で記録されます。
「LOG カラースペース」で記録するメリットは、EOS で動画を撮影する際、4:2:0 という限られた色情報の中で、白飛びを押さえ克つ黒つぶれを極力無くすことで、後のポストプロダクションで最大限のカラコレの可能性を残すことにあります。
CineStyle を使用した結果、記録される映像はとてもフラットな、メリハリの無い映像で記録されますので、撮影後にカラコレを必要としない方は使用しない方が良いでしょう。
今後僕もテストしていこうと思いますが、配布された CineStyle はあくまでダイナミックレンジを最大限に活かした記録方法であって、RAW記録とは違います。ですので撮影時から仕上がりのイメージを持って、照明プランや色補正はしておくべきでしょう。
これによってDSLRで撮影した映像が更にハイクオリティーになるのは間違いないですね。
Technicolor CineStyle はこちらからダウンロードできます。
同時にダウンロードできる書類なども全て英語ですが、raitankさんのブログには日本語で詳しい手順やテスト動画も掲載されていますので参考にして下さい。
すでに色々なところで Technicolor CineStyle のテスト動画が上がっています。
こちらが僕が見た中で一番わかりやすかったので載せておきます。
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追記:5月6日
VimeoでTechnicolor CineStyle のテストシュートを検索していたところ、動画でCineStyleの
ダウンロード方法を教えてくれてる人を見つけました。とてもありがたいですね。
英語ですが、画面を見ていれば言葉が分からなくてもどうすればいいか分かりやすいです。
他にもRed Giantが無料でリリースしているLUTプラグインのダウンロード方法も解説してあります。ありがたいです。
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追記:5月7日 raitankさんのブログより引用
CineStyle ピクチャースタイルのダウンロードページから入手できるSカーブの REC709 LUT ですが、なんと一昨日5日付でデータ形式が「.mga」ファイルに改良されました! これで不安定な LUT Buddy を使わずとも、File > Import > Display LUT コマンドで直接 Color のシーケンスに一括適用することができるようになりました。
…ちなみに、この「S-curve_for_CineStyle.mga」は、Color のデフォルト LUT 参照フォルダ
User/Library/Application Support/Color/LUTs
に保存しておくと、一発で選択できて便利ですよ〜